第12回Voice Lab.発表会が無事終了しました!

みなさん、こんにちは。Voice Lab.の植村典生です。

先日告知させていただいたボイスラボの発表会、11月27日にstudio246さんで無事終了しました。

第11回は、ほぼ3年前の2019年11月24日に同じ246さんでさせてもらったので、

「やっと戻ってきた」との思いでした。

スタッフの方もちょうど3年前の時と同じ方で、「お久しぶりです!」と声を掛けていただきました。

このまま徐々にでも世の中が普通の暮らしに戻っていければなぁと思います。

さて、今回の発表会も本当に素晴らしくてピアノの伴奏をしながら、何度も泣きそうになったり、大きく頷いたりしていました。

9月に行った『天球の音楽会』の時にも同じことを思いましたが、参加された方の思いがちゃんと「声」に「歌」に込められていて、あたたかな気持ちになるステージだったのではないかと思います。

ブログやYouTubeの動画では「心が大事」と話しています。今回の記事もそんな感じで書いていますが、もちろん技術もとても大切です。

そして、今回参加された方たちには、その技術的な成長を感じました。

高い声が楽に出るようになっていたり、とても響きの良いよく通る声になっていたり、ピッチやリズムが安定していたり、、、。

技術が向上したことによって、その人の思いが歌により込められるようになっていて、そこにとても感動しました。

ただ高い声を出すことに僕は意味を感じません。

たとえビブラートの揺れ方が理想的だとしても、気持ちになんの変化もないなら、する意味がありません。

思いを伝えるために技術があります。

この当たり前なことが無いことにされてしまって、技術自体がゴールになっていることが多いのではないかと感じています。

習得の難しい技術を獲得すれば、確かに「すごい!」と称賛されます。

でも、それは勝ち負けの世界です。

「半音でも高い声を出した人の勝ち」とか、「BPM(平たく言うとテンポ)が速い人が勝ち」とか、おかしいですよね。

自分を表現することに勝ち負けはありません。

もしあるとしたら、それは対人ではなく、対自分になるはずです。

そしてその自分の中での勝ち負けも手放した時、

「あ、歌うってこういうことなのかも…!」

と感じることが出来るのかなと思います。 

 

次回は半年後ごろに開催しようと考えています。

もし生徒さんで、次は出てみたいなと思う方がいたらそのように心づもりしておいてください。

意外と半年は早く訪れるので、今から曲とかも考えておいてくださいね。

 

またもし、ボイスラボの発表会ってどんな感じなのだろうと興味のある方はまたこちらでお知らせしますので、是非お気軽に会場にお越しください。

とにかく、今回出演されたみなさん、お疲れさまでした。

とても素晴らしいステージでした。

本当にありがとう!!!